警備と言っても施設警備や交通誘導など日常の生活においてお世話になるものから、有名人の警護まで様々です。今回は私が経験した施設警備についてお話したいと思います。警備員の仕事に興味のある方はチェックしてくださいね。
警備員の仕事は楽ではない
施設警備の警備員は一日中、ほとんど椅子に座っていて暇なんじゃないかと思う方、それは間違いです。ほとんどの人は研修時に退職するほどキツい仕事です。退職する理由は主に2つ。体力的な問題と、設備の操作など覚えることが多いことです。逆に体力と記憶力に自身がある人にはおすすめの仕事だと言えます。
施設警備の現場の種類には、オフィスビルや商業施設や工場などがあります。私はオフィスビルの警備をしていました。大企業が入る建物で常識的な人が働いていて面倒なことに巻き込まれたことはありません。警備は現場によって労働環境が大きく左右されますので、合わなければ違う現場に異動してください。
知人は商業施設で働いていましたが、本当に大変だったようです。不特定多数の人間が数千人、数万人入るので、毎日がトラブルの連続。もともと接客業の仕事をしていたので臨機応変に対応するのは得意です。それでも音を上げるほど精神的にダメージがありました。その後、工場の警備に就きましたが、精神衛生上良くない環境から離れられたことで仕事にもより一層身が入り、表彰を受けるほどになりました。警備の仕事がうまくいかない人は環境を変えることを考えてみてはいかがでしょうか。
私が警備の仕事を辞めた理由
オフィスビルの警備で休日の入退館の手続きの際、そこで働く社員さんと軽くお話する機会があります。相手は日本や世界で活躍する社会人。しかも私と変わらない年齢。次第にこの仕事を長く続けて良いのだろうかと考えるようになりました。
私は当時20代半ばで、ある勉強をしていました。勉強しながら働くことができる警備の仕事はとても魅力的に映りましたが、同時に早く次に進まなくてはいけないという気持ちが徐々に強くなりました。最近は女性や若い警備員も増えてきていますが平均年齢はずっと高く、基本的に50〜60代の男性が働いています。その中で20代の私がいるのはとても不安に感じます。
また、仕事内容は覚えてしまえばそれ以上の新しいことがある訳ではありません。ほぼ同じことの繰り返しです。やはり将来のことを考えると長くいるのはあまり得をしないような気がしました。
さいごに
警備員の求人は未経験でもたくさんあります。私のような小さなことで悩む人間には向いてませんが、割り切って勤めることができれば安定的な仕事となることでしょう。ダブルワークを考えてる人も是非検討してみてください。
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